【メンテナンス】やる前には、まず確認を【後悔しないために】
こんばんは。かおり木工房の石川です。
先日、お家のメンテナンスでお客様のお家にお邪魔させて頂きました。
お引渡しが終わると、中々お邪魔させていただくことが少なくなるので、
気になるところを要所要所確認させて頂きました。
住宅は、要所要所のメンテナンスをすべて業者さんに頼むことも可能ですが、
作業を誰かにやって貰えば、その分だけ多くの費用がかかることになります。
もちろん、職人さんでなくてはうまくいかない部分は、お任せして頂きたい所ですが、
『ちょっとした不具合でしたら、お客様が自分で直せるように』
というのが僕の考え方なので、
僕がメンテナンスにお邪魔させていただく際は、説明をさせてもらいながら、
対応をするようにしています。
(もちろん、お客様の時間はそれなりに取ってしまいますが…)
一度で全てのメンテナンスをお伝えすることは出来ないので(絶対に覚えきれないので)
毎年、お邪魔する際に、不具合が出そうな箇所を中心にお話するようにしていますが、
時折、知識があるがゆえに、間違った対応をされてしまう方もいらっしゃいます。
例えば、
玄関の鍵の開け締めがしにくくなったので、
自転車のチェーンなどに使う、ベタつきがある潤滑油を鍵に付けてみたり。
扉の滑車の回転が悪くなって、レール全体に潤滑スプレーを吹きかけたり。
『動きが悪くなったら、まず潤滑油』
と言うのは、あながち間違ってもいないのですが、
玄関の鍵穴だと、油がゴミを絡めて固まってしまい、
鍵穴が回らなくなってしまうケースもありますし、
扉は、勢いを抑えるソフトクローズと言われる部品にスプレーがかかってしまうと、
勢いを抑えるためのブレーキが滑りが良くなってしまい、
逆に、勢いよく扉が閉まるようになってしまうこともあります。
お客様が、自分たちでつくった家を、
いい状態に保とうとしてくれるのは、本当に嬉しいです。
ただ、失敗をやってしまうと、戻らないこともあるので、
不安だったら、一度ご相談くださると嬉しいです。
とりあえず、
やる際は十分に気をつけていただけると幸いです(終)