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【おうちメンテナンス】玄関ドアの鍵がまわりにくい【長文になってしまった…】

こんばんは。かおり木工房の石川です。

 

突然、玄関の鍵が回らなくなってしまった経験はありますか?

もしくは、回らない。とまではいかなくても、

なんか引っかかるような感じがするな…。

と思った経験はありますか?

 

時間が無い時に鍵が中々かからないのは、ストレスになりますし、

『子供の力で鍵が回せなくて、子供が学校帰りに家に入れなかった』

なんて話も聞いたことがあります。

 

そういった状況に出来るだけならないように、

いざという時のメンテナンスを覚えておいて頂きたいです。

 

自分流のやり方になってしまいますが、

まずはじめに、悪くなっている原因を探すために、

①鍵本体

②鍵穴(シリンダー)

③鍵受け(ストライク)

④鍵穴の内部

と大きく分けて考えます。

 

【①鍵本体の場合】

スペアキーを使ってもらい、鍵がスムーズに回るようだと、

使っている鍵本体が気づかないうちに曲がってしまっていたり、

削れてしまっていたりと、変形してしまっている可能性が高いです。

 

最近、よく使われている”ディンプルキー”は、穴の窪み部分にホコリや汚れが

溜まりやすいので、それが原因になることも考えられます。

鍵が変形している場合は、その鍵の使用を控えて、

新しい鍵の購入を検討して頂きたいです。

 

LIXILさんでは、個人情報の関係で工務店では鍵の購入が出来ないため、

個人で購入してもらうことになります(相談は大丈夫です)

鍵が汚れてしまっている場合は、小さいブラシ(歯ブラシなど)で

汚れを落としてみてください。

その後に鍵がスムーズに回るようなら、それが原因です。

 

【豆知識】

鉛筆の芯に含まれる黒鉛に、金属の滑りを良くする効果があります。

”B””2B”などの濃い黒鉛筆で、鍵をなぞると、

スムーズに回るようになることがあります。

スムーズに動くようになったら、

鍵についた黒鉛はティッシュなどで拭き取ってくださいね。

 

【鍵穴(シリンダー)の場合と錠受け(ストライク)の場合】

スペアキーでも鍵が回らない時は、

鍵穴か錠受けに不具合が起きているかを確かめます。

まずはじめに、ドアを開けた状態で、鍵を回してみてください。

開けた状態で鍵がスムーズに回るようになったら、錠受けに問題があります。

 

これは鍵をかけた際に、扉から出てくるかんぬきの部分が、

枠側についている鍵受けにうまく入っていないのが原因であることが多いです。

その場合、枠の部分の錠受けの固定を少し緩めて、

錠受けの位置を移動させることが出来ます。

 

が、

 

これはメーカーさんや扉の種類によって、微妙にやり方が違うので、

建てた業者さんに、一度立会でやり方を教わることをおすすめします。

(やり方は調べれば出てきますが、安全をとってください)

 

開けた状態でも、鍵が回らない場合は、

鍵穴にホコリや汚れが蓄積して、内部の動きが悪くなっている可能性があります。

その際は、鍵穴専用の潤滑剤を鍵穴に吹き込みます。

これは、”鍵穴専用”というのがポイントで、

滑りが良くなればいいと、自転車の潤滑剤や食用油を流してしまうと、

鍵穴の内部の粘着性が上がって、

ゴミをどんどん絡め取ってしまうことになります。

 

そのために買うのは面倒。とは思わずに、鍵穴専用のものをご用意ください。

(鍵が壊れて買い直す方が、間違いなく面倒です)

 

【鍵穴の内部の場合】

ここまでやっても直らない場合は、初期不良による製品自体の不具合か、

経年劣化による症状が考えられます。

 

年数によっても他の原因の検討要素はありますが、

お家でのセルフメンテナンスでは、ここまで覚えれば、

だいたいは乗り切れてしまうかと思います。

 

簡単に書きましたが、思いの外長文になってしまったので、

よくわからないや。という方はご相談ください(終)